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本誌編集長◎沖藤武彦
掲載号: 2009年2月15日号
房総方面での直結の弱点?
まだまだこれからが本番です
朝イチには順調だった乗りも次第に遠くなり、同時に上層の潮が速くなってきたようで投入時に道糸が流される。そうなると当然オマツリが増える。
潮回り後の1投目は全員がほぼ同時に投入するからそれほどオマツリしないが、流し込んでいくうち、各自が思い思いのタイミングで仕掛けを上げ、再投入するとオマツリしてしまう。
最良の防止策はオモリをできるだけ前方へ投げての再投入。だが、直結仕掛けはたぐり込んだ仕掛けをいちいち投入器に入れ直すのが非常に面倒くさい。「これって、ブランコ仕掛けより手返し悪くないか?」と思い、たぐり込んだ直結仕掛けをいつもどおり真下に下ろすと、ほぼ100パーセントオマツリだ。おまけに直結仕掛けはオマツリするとイカが十中八九バレる。
ひと流しが長い南房で(外房や銚子も同様)、上潮が速くオマツリが頻発するような場面に遭遇すると、直結仕掛けは手返しのよさを生かすことができないばかりかバレやすいという最大の弱点を露呈してしまう。う〜む……これは難題だ。
その後、昼過ぎの沖揚がり直前にもう一山あり、トップが25杯を数えたところで終了となった。私の釣果はヤリ20のスルメ3。後半はオマツリに苦しんだものの前半はウネリの中でも確かな手応えを得た。よくも悪くも収穫は多かった。
習うより慣れるではないが、ヤリイカの直結仕掛けもやってみれば何とかなる感じ。スルメならひととおりできるという方や興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
[とよ丸]豊崎利夫船長
Page1 朝イチに感じた可能性 !?
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