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本誌編集部◎加藤 智晴
掲載号: 2011年1月15日号
ビギナーズラックでまさかの本命ゲット
今後は水深がやや深めになるからじっくりヤリトリしよう
あとは午後の潮変わりに期待するしかないかとほぼあきらめ気分だった11時半、またまた泉川さんにアタリ。でも本人は、「たぶんまたエイですよ」
だけど上がってくるまでは分からないから慎重にやって。気休めと分かっていても万が一を考えてそう言ったのだが、まさかその万の一だったとは!
無事船上に取り込まれたのは当日最大となる1.5キロ級。これぞビギナーズラック。
とはいえこの結果を冷静に分析すれば、正確な仕掛けで正確なタナを取り、アタリがあってもなくても根気よく釣り続けたことにあるはず。とかく釣りの経験が増えると仕掛けに手を加えたり、タナをあれこれ変えてみたりしたくなるもの。確かにそうしたことが結果に結びつくことはあるが、その逆もまた真実。余計な知識がないだけに、教えられたことを忠実に繰り返す。これがビギナーズラックの答えなのではないだろうか。
ともあれその後は本命のマダイは上がらなかったものの、大アジの回遊で皆さん十分なお土産を確保、午後2時半に沖揚がりとなった。
釣果は0.5〜1.5キロを船中5枚。このところの釣れ具合からは決してよくはなかったが、別船ではトップ5枚を釣っていたし、12月中旬過ぎには再びトップ2ケタの好日も見られるようになってきた。年明け以降も状況が安定していることを期待して釣行していただきたい。
[ムツ六釣船店]榎本 幸司船長
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