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フィッシングライター/上田龍太郎
掲載号: 2010年12月1日号
午後はカワハギ絶好調!
次回はケミホタルを使ってみようっと!
午後船のカワハギ.アオリイカ乗合は海斗丸の看板の一つだそうで、15名(うち4人が女性)の釣り人が集まった。
カワハギ.アオリイカ乗合といっても2つのターゲットを順番に狙うのではなく、同じポイントで各自の好みに応じて好きなほうを狙っていいとのこと。当日は15名中10名がカワハギ狙い、5名がアオリイカ狙いでスタート。
息子と私はすでに十分なお土産があるので、空いているミヨシに座って様子を見ながら竿を出すことにした。
12時半に出船となり、まずは岩港沖の30メートルダチから狙う。その後、真鶴半島先端の北側や三ツ石の西側、福浦沖、湯河原沖などのポイントを攻めていった。
カワハギはスタート直後からポツポツ釣れはじめ、23センチ前後の良型が目立った。
途中で食い渋る時間帯もあったが、ほぼ全員がツ抜けを達成。私も取材の合間に1時間ほど竿を出し、5枚ほどゲットした。
とくにこの日は女性陣が大活躍で、平塚市の簑島さんが22枚、八王子市の石田さんは17枚、都留市の奈良さんは16枚を釣り上げた。奈良さんは船釣り初体験にもかかわらず、当日船中最大となる28センチをはじめ大型を連発し、船長や周囲の男性陣を驚かせていた。
一方、アオリイカのほうはやや低調で300〜800グラム級がポツポツと乗る程度で、頭は2杯止まり。
私は常連の千葉さん親子からこの時期はオリーブ、グリーン、ブルー系の餌木がいいと聞き、納竿間際に30分ほどグリーン系の餌木で狙ってみたところ幸運にも500グラム級がヒット。
これによって午前、午後すべてのターゲットを手にして沖揚がりすることができた。
今回初めて訪れた海斗丸であったが、和田船長は噂どおりとても気さく。船内はいつもなごやかな雰囲気に包まれていたことが印象的だった。
常連の方がたは、「自分の好きなスタイルで自由にやらせてくれるところが好きで通っている」と話してくれたが、これも人気の秘密の一つと思われる。
海斗丸では仕立船も受け付けており、その場合はコマセ釣りとカワハギ.アオリイカのリレーや、泳がせ釣りなども可能とのこと。また年によっては冬にホウボウが数釣れたこともあり、今後も様ざまな魚種が楽しめそうだ。
[海斗丸]和田章宏船長
Page1 午前船でクーラー満タン
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