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本誌編集部◉時田眞吉
掲載号: 2011年11月15日号
ワラサの反応がすごい!
当日のレギュラーサイズは3.5キロ。丸まる太った魚体だった
船長の的確な指示で2人同時にヒットする場面も多かった
今年、東伊豆のワラサは初島周りから幕を開けた。9月13日に船中20本という釣果が宇佐美や伊東から出船している船宿で記録されたのだ。
続いて14日、15日は川奈沖で1人2〜3本ながらも3〜4キロが釣れたようで、伊東の村正丸へ取材の打診をすると、
「朝マヅメの一発勝負ですが、魚探の反応はいいのでなんとかなるでしょう」と快諾してくれた。
そして16日の午前5時、集まった釣り人は3名。コマセを集中させるべく全員が左舷に釣り座を構え、ミヨシから行方さん、佐藤さん、坂下さんと並ぶ。
ところで静岡県の船宿の多くは予約乗合の定員制なので、大人気のワラサといえども予約を入れておけば席取りで早起きする必要もないし、船の大きさに対して余裕のある定員しか取らないので釣り座の間隔もゆったり。ヤリトリも安心して行えるのがいいところ。
もちろん村正丸も同様で右舷左舷合わせて10名まで。その上、ロッドキーパーも設置される。
定刻の5時半に出港。海岸線を右手に望み走ること20分弱で川奈沖の水深50メートル前後のポイントへ到着。すでに10数隻の船がワラサの反応を見ながら協定開始時刻の6時を待っている。そして6時、
「はい、どうぞ。水深50メートル、タナは下から10メートル。3メートル上げたところからコマセを振り出して、タナまで上げて」のアナウンスで戦闘開始。
「ワラサの反応はすごいから、すぐ食うよ!」と船長が言ったとおり、いきなりミヨシの行方さんとトモの坂下さんの竿が海面に突き刺さり、3キロを超えるワラサがタモに収まった。
付けエサはいずれもオキアミのみ。イカタンも用意されていたが、魚の活性が高いようなら、手返し重視でオキアミだけのほうが有効なようだ。
Page1 ワラサの反応がすごい!
Page2 爆釣で 9時半に早揚がり
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