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本誌APC(千葉)/宇田川 亘
掲載号: 2011年9月1日号
アジはどこへいった?
これが私のクーラー。一発カマしてやりました!
6時10 分。まだポツポツと食いは続いていたが、船長の合図でアジ釣りに変更となる。船長が選んだポイントは竹岡沖の35メートルダチ。
竿入れ後は静かだった船もコマセが効きだしてからはポツポツと25センチ前後のアジが釣れ始めた。時折30センチ級も交じってくる。
私も底から3メートル上げてコマセを振り出し、1メートル上げて待つと待望のアタリ。電動リールの中速で巻き上げると途中で力強く下へと引き込まれた。
海面に顔を出したのはほんのり黄色味がかった26センチの良型。まさに金アジと呼べる1尾である。
しかし船長はこの程度の釣れ具合では不満なようで、
「台風6号の前は港の前で30センチ級のアジの数釣りができたけど、台風後は海が変わったのか中〜小型が多くなったね。台風が通過してカマスが釣れ出したのはいいんだけどさ」と話してくれた。
しばらくするとアジのアタリは止まり、船長はポイントを金谷沖25メートルに変更。アタリが遠い状態が続いたが、何度か流し変えているうちに25センチ級がサバ交じりで活発に食うポイントに当たった。オマツリも気になったが、各自数尾のアジを追加して11時半に納竿。
船中の釣果は全長25〜36センチのカマスが22〜53本、23〜35センチのアジが18〜35尾。
カマスは平均30本以上という爆釣で、田中氏は47本釣り上げクーラー満タン。私も36本釣って大満足。
実に10 数年ぶりのアカカマスの大回遊に沸く内房金谷地区。アジともどもおすすめしたいターゲットだ。
[勘次郎丸]佐藤昭一船長
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