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フィッシングライター/山口 充
掲載号: 2011年8月15日号
38 センチの大アジも
どっちもゲームロッド1つで楽しめます
カマス釣りをたっぷり楽しんだところで後半のライト五目に以降することになった。
ゲームロッドからカマス用のサビキを外し、ライト五目仕掛けに付け替える。コマセカゴはサニーちびライトのオモリ35号。仕掛けは広く市販されている3〜4本バリのウイリー巻きタイプを使う。
石井さんはアピール力を高めようとエサ玉やシラスバケなど擬似餌を付けていた。
ポイントは茅ケ崎沖の20メートルダチ。
「底から5メートルまで探ってください」と合図が出た。
開始まもなく船中あちこちでアタリが出て、ビッグファイトが展開される。海面に浮かんできたのはサバ。それも丸まる太ったおいしそうなゴマサバである。サイズがサイズだけに取り込みでバラすこともあったが、仕掛けを下ろせばすぐにヒットする。
とくに左舷に並ぶ小林さんグループからは楽しげな歓声が聞こえてきた。
サバをひとしきり釣ったあと、私は底から5メートル上で静かにアタリを待ってみた。するとサバとは違った感じのアタリが到来し、アジを手中に収める。
しばらくはこの釣り方でアジを連釣したが、やがて底から5メートル上にもサバが回遊し始め、アジだけを狙うことが難しくなってきた。
全員がサバを確保したところで船長はポイントを移動。同じ茅ケ崎沖の25メートルダチにやってきた。
「ここは少しタナが低めです。底から3メートル上で待ってください。アジがよく釣れるポイントです」というアナウンスで仕掛けを投入。
まもなくアジらしきアタリが訪れ、私は追い食いを待つ。手に大きな重みが伝わったところで慎重に巻くと25センチのアジのダブル。船中でも同級のアジが上がり始めていた。
良好な釣れ具合に満足していると、隣の石井さんが大きく竿を曲げてビッグファイトをしていた。サバだろうと思っていたが、上がってきたのは38センチのアジでびっくり。
この釣り場もやがてサバが回ってきたが、それまでに多くの人がアジを確保することができた。
そして最後にマダイも出るという大磯沖の20メートルダチを狙ったが、当日は留守のようで、代わりにイトヨリが釣れ盛った。
沖揚がりは13時半。カマスは20 〜30センチを中心に船中10〜30本。アジはトップ10尾と伸び悩んだがたくさんのゴマサバが上がり、皆さん十分に楽しめたと思う。
[沖右衛門丸]豊永直人船長
Page1 前半のカマスは順調
Page238 センチの大アジも
※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。