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本誌APC(東京)/椎名義徳
掲載号: 2011年7月1日号
胴長 65 センチが登場!
これから7月いっぱいまで楽しみは続くはず
スタート時より水深は浅くなっており、44メートルで着底。仕掛けの長さを加算しても水深は50メートルといったところだ。
ほどなくしてグングングンとまるで魚が掛かったかのようなアタリが愛竿に訪れた。
身切れしやすいイカということで強く引き込まれたときにドラグが滑る程度に微調整しつつ、中速で巻き上げる。
うれしい1杯目!
と思ったのも束の間。触腕1本で掛かっていたイカを無理に抜こうとしたのが悪かったようで海面で無念のサヨウナラ。
ああ……イカギャフを使えばよかったなあ。
気を取り直して誘いを入れると、すぐに乗ってきた。
スッテをしっかり抱いていることを確認して40 センチ級をゲットする。
どうにか型が見られたものの、当日は潮が全く流れず、終始ポツポツの拾い釣りが続く。
「潮が流れないと型も小さいんだよねぇ…」と、船長がつぶやくとおり、ここまで釣れたアカイカのサイズは40センチ級止まり。
そんな釣況もあってほとんどの人が置き竿にしていたが、左舷ミヨシ氏だけは手持ち竿で黙々と誘いを繰り返し、着々と数を重ねている。
ふとミヨシ氏の竿を見ればギュンギュンギュンと勢いよく曲がっている。これはかなり大きそう。
「デケェーッ!」
ギャラリーをどよめかせたのは大人の片腕ほどもあるビッグサイズ。胴長65センチオーバー。まさにご当地らしいアカイカだ。
この方、沖揚がり間際にも同サイズを釣り上げて、ムギイカ、ヤリイカを交えトータル12杯と断トツの釣果。
船中釣果は平均4〜5杯。私は30〜40センチ級を3杯だったけど、どれも肉厚で型がいいので家族だけでは食べきれないと思うほど。
遠征アカイカのシーズンは7月一杯まで。迫力満点の豪快なイカ釣りをご堪能あれ!
[つちそう丸]土屋旬船長(右)と仲乗りの土屋明彦さん(左)
Page1 当地ではまだ中サイズ
Page2胴長 65 センチが登場!
※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。