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フィッシングライター◎朝倉 真
掲載号: 2010年9月1日号
入れ食いモード突入も…
ハリ掛かりさせた瞬間がたまりません!
10時過ぎ。雨が本降りになる前に船中全員の撮影ができたところで、私も左ミヨシから竿を出すことにした。
指示ダナは朝イチよりも浅い海面下5〜20メートル。相変わらず群れは濃いようで流し変えなしで釣り続ける。
さあ、これから!
というところだったが、とうとう大粒の雨が降ってきた。それもバケツをひっくり返したかのようなゲリラ豪雨だ。
ところがタチウオも雨の勢いに負けないくらいに食い始め、海面下10メートル付近でアタリが出まくった。
仕掛けを20メートルに沈めたあと、上へ上へと誘うとガンガンとエサにアタックし、そのまま誘ってくるとガシッ!
とハリ掛かりするのである。
豪雨の中で釣りづらかったが、私もアッという間に5本連続ヒット。
こうなると最初の気難しさもどこへやら。もう手返し勝負である。
「よし、イケるぞ〜!」と気合を入れた瞬間。ゴロゴロゴーンと西の方角で激しい雷鳴。安全第一で11時に早揚がりすることになった。
当日は短い実釣時間ながら、左舷トモの常連氏が17本、右舷ミヨシ15本、トモ10本となかなかの釣れっぷり。一日フルに狙ったら、おそらくトップが30〜40本に到達していたであろう。ちなみにタチウオの型はどれも全長65〜90センチ、指3〜4本幅サイズであった。
そんな東京湾のタチウオは、本誌が発売されるころもおそらく好釣が楽しめるはずだ。
[富士丸]近藤耕一船長
Page1 まるで梅雨のような天気
Page2 前半の不調がウソのよう
Page3入れ食いモード突入も…
※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。