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本誌APC(東京)/ 椎名義徳
掲載号: 2011年2月1日号
私としたことが!
上がったアコウは2キロ級がほとんど
アコウが食ってきたことから、バッグから夜光ベイトを取り出し、下バリから1本おきに付けてみた。
すると狙いどおり4流し目は明確なアタリでアコウ4点掛け。5流し目も3点掛けと流しごとにプチ提灯行列を堪能する。
相変わらず潮は速くて釣りにくかったが、うまく仕掛けを入れることができれば必ずといっていいほどアタる。
6流し目もググッときて、巻き上げに入るとかなりの数が付いたような手応え。
ところが巻き上げの途中、なんと道糸のチチワの結び部分でブレイク!
何度も釣行を重ねていたにもかかわらず、チチワの作り直しを怠っていたせいだろう。反省することしきり。
この時、深場の神さまことトモの浜田氏の竿は尋常でない曲がりを見せていた。どうやら深海の巨魚.アブラボウズが掛かったらしい。
しかし残念なことに、こちらもハリス切れで姿を見ることができず。
迎えた7流し目は根探りをしているうちにオモリが引っ掛かった。このような場合はそのまま船が流れるにしたがい、道糸を送り出し続けながらアタリを待って、最後に捨て糸を切って巻き上げればいいのだが、無理に外そうとして引っ張った結果はなんと道糸の高切れ。貴重な1投をみすみす逃してしまう失態を演じてしまった。
当日は潮が速く1流しに費やす時間が長かったため、7回の投入を終えたところでタイムアップ。キンメこそ不調に終わったものの、アコウがしっかりと代役を務めてくれて0.8〜2キロを船中2〜9尾。初挑戦の上林氏も4尾と大善戦。
私としてはアタリが活発だっただけに、後半2投のミスが悔やまれるが、久びさに見た提灯行列に感動した釣行となった。
今後もキンメとアコウの共演で、大島沖の深場釣りは賑わいを増すことだろう。
[庄吉丸]稲葉庄太船長
Page1 キンメはまさかの空振り
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