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フイッシングライター/竹川啓二
掲載号: 2012年10月1日号
マダコを釣っちゃった!
今日もマダコを釣っちゃいました。ラッキー!
その後私は釣りを再開。イイダコをいくつか追加したあと、再び振り上げた竿が止められる重い手応え!
しかし今度はあまりの重みで動く気配すらない。
これが初心者なら根掛かりと勘違いするところだが、私の顔はその時点で緩みっぱなし。心の中ではガッツポーズを決めていた。
ゆっくりとたぐり寄せると、案の定マダコが姿を見せた。これまたサプライズゲストであるが、私はイイダコに釣行するたびに、かなりの確率でマダコを手にしているのだ。
今日のイイダコのサイズで換算すると100杯分に相当する大きさ。こんなサプライズが頻繁にあることも富津沖のイイダコの面白さだ。
その後11時前に三方の空に何やら怪しい雲が出てきて、今にも「ゼロ戦黒雲隊(古い?)」が飛び出してきそうな雰囲気になったため、釣果十分と道具を仕舞った。
ところがこれが裏目に出たのか天気は急に回復、風は出てきたものの次第に乗りもよくなってきた。
バリバリ……というほどではないものの、朝からこの状態ならかなり数はのびたであろう。ま、釣りは自然が相手の遊びだけに、こういうこともよくあるのだが。
沖揚がりは12時。竿頭は常連の高橋由紀子さんで37杯。小型が多くてやや苦戦したようだが、タコの成長は早く、一潮(約2週間)で倍になるとまで言われているから、今日逃げたタコたちも本誌が出るころには立派なイイダコに成長し、私たちを楽しませてくれることだろう。
いずれにしてもイイダコの本番はこれから。期待しつつ状況を見守りたい。
[鹿島丸]鹿島伸元船長
Page1 サプライズゲストも
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