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釣り人◉小川 泰子
掲載号: 2012年7月15日号
合ってないのは誘いパターン?仕掛け?
様ざまなパターンを試してスルメを攻略するYaccoさん
梅雨の晴れ間となった6月14日、村上記者と相模湾腰越港を訪れた。今回お世話になる森健丸は私がほぼ毎週末乗船している常宿で、新倉知(さとる)船長や仲乗りのヨッちゃんこと吉本秋良さんとも顔なじみだ。
数日前からの模様が今イチ、しかもこの日の予報も北の強風ということで、私と村上記者以外の乗船者は常連の伊東さんのみ。釣り座は右ミヨシから私、村上記者、伊東さんの順で座り、ヨッちゃんも左ミヨシから竿を出すことになった。
午前6時に出船すると、江ノ島沖の100メートルラインで開始の合図。タナは60〜90メートル間と指示された。
私はサミングしながらタナの上辺からゆっくり落とし込んでいって様子を見ることにしたが、いち早くタナの真ん中くらいまで仕掛けを沈めて電動シャクリに移行していたヨッちゃんはイカを掛けたらしい。
トモへ目を移すと伊東さんも竿を曲げていた。どうやら乗っていないのは私だけらしい。
次の流しでは、落とし込みでイカの触りはあったが、掛けるまでには至らない。
触るけど掛からないときは誘いのパターンか仕掛けのどちらかが合っていないことが多い。どうしようかと思いながら海面を見ると、潮の色は比較的澄んでいたが、先週までに比べ水温が低いと感じた。そこで仕掛けに原因があると判断し、朝から使っていた濃い色のツノを中心とした仕掛けから、淡い色のツノを中心とした仕掛けにチェンジした。
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Page2 9杯掛け達成でVサイン
※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。