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本誌APC(東京)◉椎名 義徳
掲載号: 2011年8月15日号
カツオ釣りならではの興奮シーン
満員の船もチラホラ。カツオの人気の高さを実感しまし
入れ食い時は竿をキーパーに預けたまま巻くと楽かも! ?
4回戦目は18メートルからコマセを振り出しながら15メートルまで上げてアタリを待つ。
ククッ、ギューンッ!
小さなアタリに続いて一気に竿が絞り込まれた。
きたよ、きたっ!
待望のファーストヒット。竿尻を腹に当て、リールのハンドルをガンガン回す。
「うう……たまらんこの引き」
ところが、テンビンを取り、ハリスをつかんだところでプンッと空のハリが空に跳ね上がった。
痛恨のバラシである。背中合わせに座る馬場さんもバレてしまったようだ。残念。
次の流しもタイミングよくナブラが船下に入ったようで、ほぼ全員の竿がひん曲がった。
今度は無事キャッチ。今シーズンの初物は見るからにうまそうな丸まる太った3キロ級。大事に血抜きしてキンキンに冷えたクーラーの中に収めた。
当日の釣況を要約すると前半と後半にナブラは各所に出没したものの、釣れ過ぎで早揚がりした船も出た昨日とは打って変わりカツオの足が速く、1流し1投の追撃戦。
スルーされることが多かったがタイミングよくナブラが船下に入れば全員の竿にヒットする、カツオ釣りならではの興奮シーンも見られた。
船中釣果は2〜3キロ級を中心に0〜4本だったが、バラシも非常に多くキャッチできたのはアタリの半分ほど。
ちなみに私は6ヒットで2キャッチ。オマツリでのバラシなら仕方がないが、4本すべてが取り込み時のバラシとなればお恥ずかしい限り。これには温厚な船長も歯ぎしりしたに違いない(!?)。反省点を見直して次回の釣行ではキャッチ率アップを目指したい。
夏の大海原で繰り広げられる熱いバトル。今後はキメジやキハダ交じりでまだまだ楽しめそうだ。
[舵丸]戸田 佳英船長
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