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フィッシングライター/山口 充
掲載号: 2011年8月1日号
上バリにアタリが集中
多点掛けを狙って数をのばそう
その後も小型メバルが頻繁にヒットしてくる。
「水が変われば大きいのも出てくるんだけれどね。この数日で小さいのが多くなっちゃったんだよね」と飛松船長。15〜20センチクラスのメバルの活性が高いようだ。
そしてもう一つ、少し気になることがあった。ヒットしてくるメバルのほとんどが3本バリの一番上と真ん中に集中していたのだ。やはり潮が暗いため、明るさが届く上バリにヒットしてくるのだろう。
飛松船長の話でも、底のほうまで濁っている感じなんだろうとのこと。そこで思い切ってタナを上げようかとも考えたが、迷うのは良型カサゴの存在。加藤さんは25センチを超えるカサゴを再びヒットさせてうれしそうだし、山形さんも大型カサゴを釣り上げている。
しばし悩んだ結果、カサゴ狙いは石井さんにお任せしてメバル狙いを続行することにした。
そうしている間に夕暮れを迎えると、極端にアタリが少なくなった。ここで船長は少し浅い10数メートルのポイントへ移動。海岸の明かりも少し射す場所だ。
ここではアタリは少ないもののポツポツとメバルがヒット。金井さんはベテランらしく潮回りごとにメバルをヒットさせていた。私にも単発であるもののアタリが訪れ魚影の濃さを感じた。
釣果は15〜25センチクラスのメバルがトップで20尾、そのほかカサゴ、アジが交じった。
短い時間の釣りであっと言う間であったが、夕涼みと横須賀の夜景を見ながら十分楽しめた。ぜひ、皆さんも節電がてら涼しい夜メバル釣りに出かけてみてはいかがだろうか。この号が出るころには潮も変わっているので型も期待できるはずだ。
[まるまつ丸]飛松正幸船長
Page1 明るいうちにトリプル連発
Page2上バリにアタリが集中
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