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[ハナダイ]
銚子犬若港発…犬若沖 武丸

クーラー満タンを狙え エビエサのハナダイ!

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本誌APC(千葉)◎宇田川 亘
掲載号: 2010年3月15日号

ゼロテンションが決め手

 


数釣りの楽しさをだれでも、手軽に味わえる釣りです
エサのエビをまめに交換することも大切
こんなハナダイが入れ食いになることも珍しくありません


 2月14日、銚子犬若港の武丸へエビエサのハナダイ釣りに行った。例年の今ごろは利根川河口沖の大根が中心になるのだが、今年は例年に比べて水温が高めのせいもあり、依然として犬若沖で好釣果を維持している。
 私が港に着いたのは出船40分前の5時20分。空いていた右ミヨシに釣り座を取った。そして定刻6時に10名を乗せ、中村弘志船長の舵取りで航程約40分の犬若沖へ向かった。
 前日はみぞれも交じり、海も相当悪かったようだが、ハナダイの食いは順調でトップは107枚。悪天でこれだけ釣れたということは、晴天の今日はもっと釣れるはずと期待に胸躍らせてしまう。
 ポイントに近づくと船はいったん停止し、イケスの中からエサのエビを配ってくれた。本日のエサはアカエビが中心。
 昨年末までは異常発生したエチゼンクラゲの影響からかエサがあまりとれなかったそうだが、現在は順調に確保できるようになったようだ。
 エサを配り終えたあと、船長が投入の合図を出した。水深は35メートル。
 前日の好釣果から、投入後にバリバリ食ってくることを期待したが、実際はポツポツ程度。型は25センチ級の良型あり、15センチ級の小型ありと様ざま。
 「前日より水温が下がっているね」と船長。潮が緩いのも食い渋りの原因かもしれないとのこと。たしかに道糸は海底に向けて真っすぐに伸びていた。
 ご存じのようにハナダイは、動いているエサに対していい反応を見せる。これはコマセシャクリ釣りだけでなくエビエサでも同様。
 いくらエビが動くとはいえ、じっとオモリを底に着けていては、よほど食いがいいときを除いてアタリは遠くなる。
 そこでオモリを底に着けている状態から、一度仕掛けをたるませたあと(カワハギのゼロテンション状態?)、竿を立てながら仕掛けを張っていき、そこでアタリがなければオモリを持ち上げて再び落とし込むという釣り方で狙ってみた。
 そんな釣り方を左舷ミヨシにいた3人グループの大久保氏にレクチャーすると、順調にハナダイを釣り始めた。隣の鈴木氏も澤田氏も順調だ。
 右大ドモに目を移すと55センチのホウボウも上がっていた。このほか小型のマダイもポツポツと交じっている。


 

 


 

 

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※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。