Check
フィッシングライター◎山口 充
掲載号: 2010年3月1日号
ようやく手にした1枚
当日は食わせの間を長めに取るほうがよかった
玉網が必要な大型が掛かることもある
アタリをとらえることができぬまま、時間だけが過ぎていく。
この状況をなんとか打開しようと、これまでの6:4調子竿から石井さんのスペアロッド(8:2調子)に変更することにした。
この竿なら投げやすいから遠くを探れるし、細かいアタリもキャッチできるはず。さっそくキャストして広範囲を探ってみる。
まもなくモゾッという感触。「これだ!」
次のモゾッでスパッと合わせを入れるとハリ掛かりした。上がってきたのはイシガレイ。30センチ級とはいえ、やっと手にした1枚だけにうれしさもひとしお。
当日のカレイに限らず、「釣って帰れるか、デコるのか」という状況に追い込まれたときの緊張感はナンとも言えないものがある。とにかく今回は釣れてよかった。
ここで12時の沖揚がり時間を迎えた。釣果は0〜6枚、船中合計は11枚と振るわなかったが、本誌が出るころはおそらく水温も低がり、当地のカレイも本来の釣れっぷりを見せてくれることだろう。
当日はイシガレイが中心だったが、これからは大型のマコガレイの期待が高まる季節。今後ますます楽しみな波崎沖である。
[ひろの丸]廣野 正船長
Page1 あれ? アタリがないぞ
Page2ようやく手にした1枚
※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。