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本誌発行人◎根岸伸之
掲載号: 2010年1月1日号
さすが、船長の腕前 教えながらすぐに1杯
「ほら、釣れた」と船長がお手本を見せてくれた
午前中はトモ寄りに乗りが集中した
スミイカ釣りは今期3度目となるが、生きシャコのテンヤ釣りは初めてだ。訪れたのは磯子の根岸丸、スミイカファンの集う老舗でもある。
12月1日は絶好の釣り日和ともあって、平日にもかかわらず来るわ来るわの大にぎわい、7時の時点で15名の釣り客が集まった。
シャコの仕分けに大忙しの新井清司船長に話を聞く余裕はない。常連さんにここ最近の模様やエサの付け方を詳しく教えていただく。何年もこの釣りをやっているのに、エサ付け一つも忘れてしまうのだから情けない。
定刻7時20分に出船し、まず狙ったのは航程30分ほどの中ノ瀬東側、水深は15メートルほどだ。しばらく皆さんの釣りを見ながら、記憶の回復に努めることにする。
北東風で下げ潮なので、午前中はトモが潮先となる。案の定、序盤はトモ側が先行する。右舷トモ2番の方がいきなり300グラム前後を3連釣。前回来たのが約1カ月前、その時に比べると確実にひと回りは育っている。
左舷胴の間にはこの釣りが初めてという2人組が座り、新井船長から細かくレクチャーを受けている。船長がひょいと竿を持ってシャクると、すぐに250グラム級を乗せてしまうのだから恐れ入る。
テンヤオンリーで釣る右舷胴の間のベテラン3人組は、不利な釣り座をものともせず快調なペースで釣る。軽く30メートルは飛ばす釣り方は見ていても気持ちがいい。
本日は乗船者の8割がテンヤとスッテのミックス。開始から1時間ほどの乗り具合では9割方テンヤに乗っている。ということはスッテがあまり保険の役目を果たしていないようだ。
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Page2 「かっこよく釣れ!」 最後にお誉めの言葉
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