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本誌編集部◎内山高典
掲載号: 2009年12月1日号
海上はザブザブでも 魚のやる気は満々
マハタはうれしいゲスト
初挑戦で8枚を釣り上げた常連さんのヤリトリ
ヒラメやフグ、イサキなどを得意としている海鷹丸が一つテンヤのマダイを看板に掲げたのが今年の5月。この釣りの元祖であるき栄丸の佐藤芳明船長にアドバイスを受けたという。
「オッチくんは兄弟分でね、彼には色いろ教えてもらってますよ」と御園生船長は謙遜するが、そこは40年以上海を見てきたベテラン船長。今では一つテンヤで連日好釣果をマークし、ファンの注目度も高いようだ。
2流し目から自分でも竿を出すと、1投目からフォール中に食ってきて1キロ弱のマダイが上がる。潮は速かったが、フォールで食うならと4号のテンヤを3号にチェンジする。
船長に確認した水深は23メートル。道糸が25メートルほど出たところで糸がフケる。底ダチかアタリか一瞬迷ったが、合わせをくれるとガシッと手応えがあり700グラムほどのマダイが上がる。
その後も同じパターンで3枚を追加。周りも順調な様子で、皆さんの足元のタルの中でたくさんのマダイが泳いでいる。
その後は潮が緩んで少し釣りやすくなったのだが、同じタイミングでアタリが遠のき、船中ポツリポツリの展開が続き6時前に沖揚がりを迎えた。
船中釣果は0.4〜1キロのマダイが4〜9枚。前半は魚の活性が高くアタリも多かったが、その後に釣果がのびなかったのはウネリや風の影響だろう。
当日は1キロ止まりとなったが、釣り場が徐々に深くなるにつれて2〜3キロ級がコンスタントに顔を出すようになってきた。11月の大原は、数釣りに湧いた秋が過ぎ、大ダイにシビれる冬を迎えようとしている。
[海鷹丸]御園生一夫船長
Page1 常連さんも一つテンヤデビュー
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