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本誌編集部◎沖藤武彦
掲載号: 2009年11月1日号
後半は蚊帳の外だが……
残り1時間で入れ乗りを演じた左ミヨシ3人衆(左)
この、竿先がわずか~に震えるはずなんだけど……分からない
あっと言う間に私が5杯を釣って、トモの桜井さんが14杯を数えたところで潮が止まり、船長は海堡周りへの移動を告げる。
海堡の南側といえば中ノ瀬と並ぶスミイカのメインポイント。
ところが、1杯乗ったらそれっきり。移動となって再投入しても1杯で打ち止め。
再び中ノ瀬へ。そしてあちらこちらとひとしきり走り回った13時、中ノ瀬の西側で投入合図が出るとドカドカとスミイカが乗り始め、至る所で墨の連続噴射が始まった。
上げ潮も効いているようで、ミヨシ、とくに左前3人の勢いは凄まじく、交互に、ときに同時にスミイカを掛けていく。
このとき、右トモの桜井さんは乗りが遠かったのだが「コレにしますよ」と自信満々に取り出した腹/マーブル、背/青の餌木に取り替えた途端に復活、3杯を連続で掛けてしまった。
ええ!? 色で乗りが変わるんかい……混乱する。このとき私はすっかり蚊帳の外。
「餌木、コレにしなよ」
豊嶋さんが新品のゴールドサクラダイを差し出してくれる。
おお、そうだ、新品だ。
すると不思議なもので、あれだけ乗らなかったのに連続で2杯乗ってきた(やっと7杯)。やっぱり新品か!
と思ったところで2時半の沖揚がり。う〜む……残念。
当日の釣果は20杯を釣った桜井さんを筆頭にミヨシ3人衆が17〜15杯で続き、9人で計100杯。開幕直後だけに好不調は何とも言えないが、スミイカ釣りが今年も楽しめることは間違いないだろう。
[入舟]ナブラに興じる 豊嶋博実船長
Page1 即アワセでビシッ! 連チャンの快感!
Page2後半は蚊帳の外だが……
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