Check
釣り人/福田豊起
掲載号: 2010年8月15日号
連続ファイト!
ぶっとい仕掛けでガチンコ勝負。これ基本!
流し始めてすぐ、ついに私の竿が大きく曲がりました。
スタンディングファイトを開始するとゴンゴンと激しく首を振って魚が暴れる様子が両腕に伝わってきます。それは引くというよりは暴れるといったほうが合っているほどの激しさ!
少し時間がたつと、力は弱まったものの、その抵抗は海面まで続きます。海面に姿を現したのは本命イシナギ。ギャフを打って無事船上に取り込まれました。
イシナギに対しては、その姿から鈍重なイメージを持っていましたが、最初から最後まで大した暴れん坊で、油断できない相手でした。
7キロとやや小ぶりですが、初めて体験したその引きに私はすっかり虜に。
再び流し直すと船長にヒット!
かなりの手応えのようです。しばらく海底付近での攻防戦が続きましたが、主導権を握ったと判断した船長はドラグをやや締めてポンピングで魚を浮かせ始めました。激しいファイトの末、海面に姿を現したのは16キロのイシナギ。その姿は重さ以上に迫力満点です。
そして最後となる次の流し。再び私の竿にアタリがきましたが、竿が引き込まれたものの竿先がたたかれません。根掛かり?
半信半疑で竿を手に取ると強烈な引き込みが!
約9キロに設定したドラグが引き出されます。全身でその引きを受け止めて強気のガチンコファイト!
ちょっと腰が痛くなりましたが……無事上がってきたのは15.6キロのイシナギ。
このサイズでこの強烈な引き。すごい。50キロオーバーの引きは私の想像を超えていることでしょう。
時間は早めでしたが、ここで釣りは終了。イシナギは数の限られた貴重な魚なので大事にしたいものです。
イシナギの釣期は極端に短いので本誌が発売されるころには終了している可能性もありますので釣行の際は事前に確認してください。
[第二沖合丸]和佐間陽一船長
Page1 気配はあるものの…
Page2連続ファイト!
※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。