Check
本誌編集部◎村上 敬洋
掲載号: 2010年8月15日号
開始直後からバクバク!
中盤はタチウオの活性が高まり、フォール中のアタリが増えた
後半にワインドが炸裂!これ、よく釣れます!
大型連休の終わりごろから、東京湾奥のルアー船でポツリポツリと上がっていたタチウオが、7月上旬から活発に釣れ始めた。まだ爆釣と呼べる日こそないものの、メーター級の大型を含め、各船そろってトップ20〜30本台。出だしとしてはまずまずの印象である。
久しぶりに、あの後ずさりするような引きを楽しみたい!
そんな思いで釣友の馬場雅樹さんと東京湾奥横浜の渡辺釣船店を訪れたのは7月14日。
年間を通してルアーに力を入れる人気の船宿だけに、この日も私たちを含め18人が乗り込む大盛況であった。
出船は7時ちょうど。船はベイブリッジをくぐると、田中茂生船長は大貫沖を目指してスピードを上げていく。
船が速度を緩めたのは30分後。すでに数隻のルアー船が旋回と投入を繰り返している。
船長が投入の合図を出したのは17メートルダチ。水深が浅いということもあり、海底から海面までまんべんなく探るように指示が出された。
空は快晴。潮の色はうっすらと濁っていた。いよいよ夏がきたのだなあ……そんなことを考えながらぼんやりしていたら、いきなり船中数本の竿が曲がった。露払いとばかりに体長40センチほどのゴマサバが上がったあと、銀色の魚が宙を舞った。
型は60〜90センチとやや小ぶりだが、次から次へとヒットしてくる。
食いが止まったところで潮回りすると、再びバタバタと船中あちこちでタチウオが上がった。そんなときにひと際大きく竿を曲げている人がいた。タチウオならよほどの大型だろうと思ったが、正体はサワラ。
直後に他の釣り人が大きく竿を曲げた。もう1本きたか?
と思ったが、今度はイナダ。丸まると太っていて、見るからにおいしそうである。
開始から2時間少々。トップの釣り人はすでにツを抜けたころだろう。
Page1 開始直後からバクバク!
Page2 タチウオはどピンクがお好き?
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