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本誌APC(千葉)◎河原崎 遊
掲載号: 2009年8月15日号
オレのマダコはまだこない
細田さんも大原のマダコに魅せられた一人です
道具はすべて船宿で借りられるので、クーラー1つでの釣行できる
それにしても、なんでタコはオレのテンヤを避けるのだろう?
エサのせいかと思って、3杯釣ってボロボロになったカニに見切りを付けて新しいカニに替えたら、
「ボロボロになっても、ツキのあるカニは乗るよ!」と編集長が私のボロガニを横取り。横目で見ていたら、たしかにそのカニにタコが乗った。
ああ、やっぱりツキのあるエサを手放さなきゃよかったなあ。チックショ〜!
そうこうしているうちに平山さんと小づきについて研究していたささきさんが3杯目をゲット。
そのころから猛ダッシュを決めたのが私の右隣に座る健二郎さん。あれよあれよと7杯目を手にしているではないか!
と、右トモを見れば平山さんがツ抜けを達成。それでも船長に言わせると、
「今日は、乗りが今イチだよぉ〜!」
もしかしたらこの風でタコが大人しくなってしまったのだろうか……って、渋いのは船中オレだけじゃん。
ますます焦るばかり。
「あと15分で終わりますよ!」という船長のアナウンスに焦りは増大するばかり。
半ば諦めムード、しかし指先には全神経を集中しつつ小づきを続けると、タコが一気にテンヤに抱きついたような乗りがあった。
念には念をと小づき続けてから大きく合わせると、およそ数時間ぶりのなんとも言えない重量感で1キロ級が出た。
これで計4杯。あと1杯で密かに目標としていた5杯に届く。
そんなことを考えながら小づいていると……アララ、ホントに乗ってきた!
これもキロ級で目標の5杯をクリアし、気持ちよく沖揚がりを迎えることができた。
船中の釣果は0.3〜1.5キロを2〜11杯。2キロを超える大ダコは出なかったが、食べごろサイズ中心に楽しめた。
土用波が出る前の今が数釣りのチャンス。マダコファンはぜひ一度チャレンジしてください。味も絶品ですよ。
え、ささきさんとの勝負ですか?
久しぶりに勝たせていただきました。
[キャプテンズネット 福栄丸]玉田福夫船長
Page1 期待どおりのいい乗り!
Page2オレのマダコはまだこない
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