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本誌編集部◎加藤 智晴
掲載号: 2010年7月15日号
あっという間に数がのびる 束釣りも当然の入れ乗り
取材2日目はトップ108杯の大釣りだった
一之瀬丸は乗合船の種類も豊富。
結局この日はウネリが一層強まった12時過ぎに早揚がりとなったが、釣果は直結20本ヅノを操る同宿のベテラン、佐々木さんが竿頭で52杯。ちなみに船内ではブランコ、直結の割合はちょうど半々だったが、2番手の40杯台の人も直結仕掛け。平均20杯台と悪天候の割にはまずまずであった。
個人的にはほとんど竿を出さなかったため、事のついでにと翌日21日も乗船。予報が悪かったせいか前日竿頭の佐々木さんを含む、常連さん3名とともに出船。釣り場は同じく久里浜沖で、ウネリは多少収まっているかという感じ。
ところが反応のほうは芳しくないのか、前日に比べて空振りの流しが多いような気がする。それでもいい反応に当たれば一気に数乗る流しもあり、直結の常連さんは一度に7〜8杯を取り込むこともしばしば。前日に続いてブランコ7本仕掛けの自分も4〜5点掛けはあったから、乗りが悪いわけではない。
状況が好転したのは雨脚の強くなった10時過ぎから。ひと流しで2〜3回投入できる流しもあり、おまけにガンガン乗ってくるからあっという間に数がのびる。両隣の常連さんが10杯以上の爆乗りを連発させるのを見て、たまらず自分も直結仕掛けにチェンジ。ギュイギュイシャクるとガッツンガッツン乗ってくる。ク〜、この手応えはやっぱりたまりません。
自分は10本ヅノに8点掛けが最高だったが、しばしの入れ掛かりを堪能する。
この日は2時半前に沖揚がり。直結仕掛けのベテランさんはともに1束を超え、ブランコ仕掛けの方は55杯、自分も44杯を釣り湾奥のムギ.スルメが本格化したことを実感したのであった。
今回は久里浜沖を中心に狙ったが、このほか剣崎沖や富浦沖など湾口部各地に反応が見られるという。迎える7月は釣果も安定して、最高のムギ.スルメシーズンとなるはずだ。
[一之瀬丸]一之瀬 竜也船長
Page1 ムギ・スルメ戦線もいよいよ本格化
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