Check
フィッシングライター/山口 充
掲載号: 2010年5月1日号
狙いが的中!
私にはキントキがヒット。マルイカはどうした~?
通常であれば胴調子竿で仕掛けを安定させたいところだが、それではアタリが取れない。そこで私が出した答えは、ウネリの中、あえて直ブラ仕掛けで硬めのカワハギ竿を使うこと。
スッテを自分のイメージどおりにコントロールして、アタリを出させたいと考えた。
そして、狙いどおりに乗りを捕らえることに成功。しかし、ここからが大変。この状況で硬い竿では、身切れの危険性が高い。慎重に上げてくると小型のマルイカ。
「小さかったね」
と言いつつも、心の中では「このアタリが取れたんだから狙いは間違ってない」と大満足。
左ミヨシの友人は良型のマルイカをゲットして5杯目。高橋さんも、しっかりと乗せる間を取りながらヒットさせている。
再びキントキラッシュが始まった。今期は全国的に調子がいいようで、寿々木丸ではマルイカとのリレーで狙うこともあるそうだ。
太陽は顔を出したものの、風は強くなり厳しい状況になってきた。
「この流しで終わります」とアナウンス。若干の早揚がりとなるようだ。
最後の流しで高橋さんに、これぞ小湊沖のマルイカという胴長30センチ級がヒット。ヤリイカと見間違えるような立派な型だった。
結局、トップが6杯という釣果になってしまったが、この数日前はトップ30杯近くを連日記録していた。
これからが本格シーズンになる小湊沖の大型マルイカ。「この号が出るころには落ち着きますよ」と鈴木船長。今後の動向に要注目だ。
[寿々木丸]鈴木達也船長
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