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フィッシングライター/ 山口 充
掲載号: 2011年3月15日号
久しぶりの日の出…
簡単だけど、腕によって釣果の差がつく釣りです
ゆっくり船を進めておよそ1時間で片貝沖の中根に到着。同行の石井さんは3本バリで上2本がウイリー、残りの1本が空バリにオキアミというスタイル、私は3本すべてウイリーだ。
コマセを詰めて釣りスタート。水深は約40メートル、指示ダナは、
「32〜38メートルにかけて探ってみてください」とのこと。外道が多いようなので、コマセカゴを底に着けない、上からのタナ取りがいいと船長。
38メートルまで沈めて仕掛けを安定させ、ハンドル1回転でひとシャクリ。これを2〜3回行ってアタリを待つ。
コマセカゴの上窓のみ開けているので、シャクって跳ね上がったコマセカゴが若干沈むときにコマセが出る。
2〜3回投入を繰り返しているうちにミヨシの渋谷さんがヒットさせた。小型であったが美しいハナダイ。それから渋谷さんはハナダイを連発する。そこで船長が、
「タナさえつかんでしまえばどんどん釣れるから心配ないよ」と石井さんにレクチャーすると、すぐにヒット。なかなかの引きだ。
「何かな?」と上がってくるまで分からないドキドキ感もこの釣りの楽しいところ。上がってきたのは38センチの大アジ。どおりで引くはずだ。
私にはウマヅラ。前出の渋谷さんは大きなアジをヒットさせ、石井さんも次つぎにアジを追加していた。
まだ周囲が暗かったので、海中で仕掛けを目立たせたいと思い、ウイリー巻きのハリにワームバケ(モエビ)を装着して25メートルまで誘い上げてみると強い引きが伝わった。海面に上がったのは良型のゴマサバ。五目釣りは釣れる魚すべてが本命だ。
Page1 コマセシャクリのメッカ 片貝
Page2久しぶりの日の出…
Page3 ハナダイを釣りタイ!
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