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[ヤリイカ スルメイカ]
▼相模湾腰越港出船…城ケ島沖〜沖ノ瀬 森健丸

前半ヤリイカ、後半スルメ 2種のイカ釣りを満喫!

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解説◎小川泰子
掲載号: 2013年3月15日号

ヤリイカはいずこ?

 


春の洲ノ崎沖も大物釣りがある。 要チェックだ
洲ノ崎沖で原稿依頼をされ、解説を書くことになったYacco さん
Yaccoさんのように、ヤリイカタックルとスルメイカタックルの2種を用意するのが手堅いかも!?


 ヤリとスルメの2種を楽しむべく、2月12日に訪れたのは相模湾腰越港の森健丸。今回はいつもの村上記者のほか、加藤記者と本誌APC釜井さんの計4人という大所帯で船に乗り込む。
 当日はナギの予報に反して北風が強く寒い一日。午前7時に私たちを含む計7名で出船し、航程30分ほどの城ケ島沖160〜180メートルダチでスルメ狙い。
 新倉知(にいくらさとる)船長によると、反応は底から10メートル上に出ているとのこと。きっと活性は今一つだろう。
 私は18センチプラヅノの直結仕掛けでスタートしたが、開始直後の乗りは単発だった。
 しばらく流しているうちに着底後の1シャクリでズシンときて、ゆっくり誘い続けるとイカが追い乗りした。巻き上げの後、最初に海面に現れたのはヤリイカ。その下にスルメが4杯の計5杯掛け。やや東寄りに浮かぶ船団でもヤリイカの模様が出始めたらしく、本船も移動してヤリイカ狙いに切り替えた。
 ここで私は11センチの直結仕掛けにチェンジ。移動後の1投目ほぼ全員にヤリイカが乗った。私は中型のヤリイカ1杯だったが、ブランコ仕掛けにはダブル、トリプルと派手に乗っていたようだ。
 その後はブランコ仕掛けにポツポツ乗る程度で模様は好転せず、船は洲ノ崎沖へと移動。
 180メートルダチでヤリイカが少し乗ったものの、時間の経過とともにサバが多くなり、ブランコ勢は軒並み苦戦。
 終盤、潮が速くなってくると再びスルメの乗りがよくなったので、最後は18センチ直結でスルメを楽しんだ。
 沖揚がりは14時。船中釣果はヤリイカとスルメイカを合わせて1人3〜35杯。ヤリとスルメの割合は人によって異なったが、それは仕掛けの違いもあるかもしれない。私は前半と後半にスルメに的を絞ったためか、30杯でフィニッシュできた。
 この号が出る3月以降は沖ノ瀬と洲ノ崎沖がメインの釣り場となるはす。当日のようにヤリイカ主体なのかスルメイカ主体なのか出船してみないと分からないが、温かい潮が入り込んだらスルメが多くなる確率大。逆に水温が低いうちはヤリイカの新群れが続々と入ってくることも期待でき、取材日の1週間後くらいからヤリイカのみでトップ50〜70杯台という釣果も出始めている。



森健丸]新倉 知 船長

 

 


 

 

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※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。