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本誌編集部◉尾川 泰将
掲載号: 2012年12月1日号
アオリイカが湧く名島群礁周辺
手バネの曳(ひ)き餌木シャクリにハマった時代から換算すると、ここ葉山.森戸海岸へは15年ほど通っている。
あのころに比べると、アオリ狙いの釣り人は数十倍に膨れあがり、10月31日の取材日も15 隻近くのボートがエギングに興じていた。こうも攻められ続けながら毎年のようにアオリイカが湧いてくる名島群礁周辺は、つくづくすごい海域である。
この日のトップは6杯。定番ポイントである名島の赤鳥居横を小刻みに移動しながら釣っていた釣り人。とくに当たり餌木はなく各色を使い回していたとのこと。
私は200〜700グラムを5杯と当地の平均レベルの釣果。大半は割島〜西小島の周り、水深8〜10メートルで乗った。ただし取材艇として船外機ボートに乗っていたので手こぎエギンガーほど誇れる釣果ではない。
大いに気になったのは店主の水留さんや常連さんが推奨する、餌木の鉄板カラーだ。既製品を3つほど上げると、
.ダートマックスのパープルC(下地レッドかゴールド)。
.アオリーQエースシャローのレッドコアエビグリーン(背が濃緑色のスケルトンボディ、インナーシートが赤)。
.乱舞V3ミドテオリーブ(下地も上地ともグリーン)
いずれもサイズは3.5号、葉山は、潮の動き、ポイントごとの特徴の把握も必要になるが、このあたりは水留氏が徹底してアドバイスしてくれる。
例年12月半ばまではよく釣れる好期、アオリダービーも開催中なので豪華景品を目指して挑戦してみてほしい。
また、ボートからの多様な釣法を日東書院『基礎から始めるアオリイカ釣り入門(つり情報ブックス)』に詳しく記したので、ぜひご一読を。
[貸ボート・貸船外機 葉山釣具センター]水留 清隆 店主
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