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本誌APC(神奈川)◉石川 皓章
掲載号: 2012年9月1日号
アカムツ乗合の看板を新たに掲げる船宿
ちょっと小ぶりだが、これまた最高の1尾
ムツもこの型。朝マヅメに狙えばもっと大型が! ?
東伊豆の中深場は古くからアカムツやアラ、ムツといった美味な根魚の宝庫。深場の根魚釣が大好きな私も、過去に何度も楽しい思い出のあるエリアだ。
今年は比較的アカムツの湧きがよく、型も伊豆ならではの1〜2キロが上がっている。4〜5尾釣り上げたという釣り仲間からのおいしい報告も舞い込み、僚船のアカムツ情報もけっこうな賑わいだ。
とはいえアカムツを本命として狙わせる船宿は、伊豆半島でも数える程度。そんなところへアカムツ乗合の看板を新たに掲げる船宿が、今年6月、宇佐美港に誕生、さっそくアカムツ釣りへ向かった。
船宿は二階屋丸。尾川記者と最初に出かけたのは7月17日で、この日は不運にもアカムツは不発。しかし同港の僚船はトップが3尾をゲット、釣り客3人で5尾を仕留めて帰港していた。
こんな悔しい思いをしたのは久しぶり、若き森昌史船長も同じ気持であったろう。
そんなわけで7月26日にリベンジへ向かい、朝4時半過ぎに出船。ポイントは前回の川奈沖から初島周りへ転じた。
水深は190〜230メートルであるが、潮の動きが今イチ。時どきシロムツが掛かるものの、アカムツ不在のまま2時間が経過。そして北から南に潮目が通過した後アタリが増え、ミヨシの左右に入った尾川記者と釣友の吉澤氏の竿に小気味よい引き込みがきた。
釣れ上がったのは1.7 キロのメダイ、そしてクロシビカマス(通称スミヤキ)の近似種であるカゴカマスだ。私にはアカムツ?
と一瞬思えるアタリがきたが、正体は2キロ近いギンザメでがっかり。
それでも、25センチ級のシロムツや良型のユメカサゴなどの食いが立ち退屈はしない。
Page1 アカムツ乗合の看板を新たに掲げる船宿
Page2 最後の大勝負!
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