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本誌APC(千葉)◉矢倉 登
掲載号: 2011年9月15日号
小アジを求めポイント移動
泳がせでは良型主体に狙え、今後は3キロ級も期待できる
8月17日の早朝4時に外房小湊港の寿々木丸へ到着。本誌の斉藤さんと合流し、右舷ミヨシに2人並んで乗船。本日はまずエサにする小アジをサビキで確保してから本命の青物を攻めるという段取りである。
サビキの準備が整ったところで、鈴木達也船長の操船で天津前の浅場へ向かう。わずか数分で10メートルダチの小アジのポイントへ到着し、ルアーの2名を除く13名が合図で仕掛けを下ろすと、さっそくトモ側からアタリがやってきた。多点掛けでアジを取り込むが、少々エサ用には大きいような気がする。
船長は小アジを求めてポイントを移動し、今度は水深8メートルの超浅場で合図を出す。
すると着底前に早くも竿先がガタガタとたたかれ、多点掛けでエサにはちょうどよいサイズが上がってきた。
船長は操舵室からアジ釣りの模様を真剣に見つめている。アジを釣っている最中に青物がサビキに掛かったアジを食ってくることがあるからだ。残念ながら当日はアジを奪い取っていくアタリはなかったが、これからはそんな光景がしばしば見られるようになるだろう。
1時間弱で各自が十分なアジを確保すると、いよいよ泳がせ釣りとカッタクリで青物狙いとなる。
ポイントへ到着し、我われは良型狙いで泳がせ釣りに専念することにした。泳がせとカッタクリの両狙いを試みる釣り人も何名かいて期待が持てる。そして、ミヨシの突き出しでは2名のルアーマンがリズミカルにジグを操り青物の気を引いている。
船長から泳がせのタナは底から3メートルくらいで、カッタクリは底付近か海面近くまでを探ってくださいとのこと。
斉藤さんはアジを背掛けで、私はアジの上アゴに掛けて指示ダナへ送り込む。さて船中のファーストヒットはだれの竿にくるのか楽しみである。
Page1 小アジを求めポイント移動
Page2 圧倒的にルアーが有利な展開
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