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本誌編集部◎加藤智晴
掲載号: 2010年1月15日号
基本の繰り返しが最大のコツ
青物シーズンが終了して、年末年始の剣崎はマダイファンで再び賑わう
今シーズンは夏から秋まで、ロングランでワラサに沸いた三浦半島剣崎。その青物フィーバーが一段落した11月下旬より、各船宿の看板ターゲットはマダイに切り替わっている。
模様のほうも上々で、今回取材した剣崎松輪港の瀬戸丸ではトップ2ケタ、3〜4キロの良型はもちろん7.1キロという特大サイズまで上がっている。
澄み潮が差し込んできた12月中旬現在は多少釣果は落ち着きを見せているが、それでもいい日はトップ3〜5枚、ハリス切れなど大型のアタリも珍しくない。潮が変われば年末年始にかけても好釣が期待できるだろう。
釣り場は今のところ下浦沖60〜70メートルダチと剣崎沖30メートルダチが中心だが、水温が下がる今後は90〜100メートルと深場のポイントも攻めるようになる。
タナ取りはポイントや船により海面からと海底からに分かれるが、おおよそ下浦沖では海底から、剣崎沖では海面からタナを取るケースが多いということを覚えておきたい。ちなみに目下はハリス分プラス1メートルほどでアタリが出ることが多いようだ。
仕掛けはハリス3〜4号8〜9メートルというのが当地の標準だが、瀬戸丸の鈴木船長は4号の使用を推奨する。3号にしてもマダイの食いに違いはないし、大型を想定すれば4号のほうが安心とのこと。
食いが渋いときにはハリスを細くしたくなるが、イナダなど青物もまだまだ交じってくるし、大ダイの期待も高い当地だけに、迷ったならハリスは4号を使うようにしよう。なお、長さについては9メートルとやや長めを使う人が多いようだ。
釣り方については、とくに変わった点はない。正確にタナを取り、エサの取られ具合を見極め、食いの渋い時間帯でも根気よく手返しを繰り返す……これにつきる。ただし、大型に備えてドラグを緩めに設定しておくことは忘れずに。
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