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本誌編集部◎内山 高典
掲載号: 2010年9月15日号
半数がカツオ初挑戦
本命を手にしてガッツポーズが出るのもカツオならでは! ?
「カツオ釣りに行かない?」と数名の知人に声をかけたところ、「やってみたいけど道具がないよ」との返事。
皆さん沖釣り歴10年以上の人ばかりだったのだが、青物といえばワラサまで。カツオ釣りは未経験の人が意外に多いことに驚いた。
そこで今回の釣行先に選んだのが駿河湾沼津古宇(こう)港の吉田丸。同宿はビギナー大歓迎、船長がていねいに釣り方を教えてくれると評判の宿だ。
台風の影響で日程がのびのびになったものの、シケ後の荒食いを期待して釣友の豊田さんと吉田丸を訪れたのは8月16日のこと。
当日集まったのは我われを含む11名。集合時間の4時に船が接岸して乗り込むと、釣り座にはコマセ釣り用の貸し道具がズラリとセットされていた。この日は貸し道具の人が8名でうち4名がカツオ初挑戦。
ミヨシに初チャレ組が集められ、出船前に吉田澄夫船長が道具の扱い方から釣り方までをていねいにレクチャーする。
「うちでは貸し道具で初挑戦した人が竿頭になることもよくありますから、皆さんもがんばってください」という船長の言葉に豊田さんはやる気満々だ。
台風通過前に群れの回遊が見られた石せ花の海うみへ向かう。しかし、およそ1時間ほどで石花海に着いたものの、トリヤマの気配はなく群れの探索が続く。
船が全速で走り出し「カツオ〜!」と船長の檄が飛んだのが8時半過ぎ。ゴゴゴッと音を立てて急停止すると「40メートル」の合図が出た。
準備万端で待ち構えていた皆さんが一斉に仕掛けを投入。しかし1投目は空振り。すぐに移動の合図が出て全速でカツオの群れを追う。
Page1 半数がカツオ初挑戦
Page2 初チャレンジ組がカツオの引きに大興奮
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