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椎名義徳
掲載号: 2009年4月1日号
良型主体で出だしはまずまず
いつもはライト深場を楽しんでいる釣友も、本格的な深場の釣れっぷりに大満足だった
いつも私と一緒にライトタックルで相模湾の手軽な深場釣りを楽しんでいる仲間たちが本格的な深海釣りにも行きたいと、そろってコマンドX9を購入し、伊豆半島への釣行の催促をしてきた。
ディープな世界に引きずり入れた責任もあり、ならばと2月28日、富戸港の庄吉丸へ仲間4人とともに訪れる。
早朝4時、港に到着。すでに船長は準備を整え私たちを迎えてくれた。海況はシケ模様だが、回復方向の予報とあり、なんとか出船できそうとのこと。
5名が右舷に並び、各自タックルをセット。準備が整った4時50分に出港となった。
ナギ陽気であれば航程50分とかからない大島沖の釣り場だが、悪海況とあって1時間半も費やしての釣り場到着。まずは200〜300メートルダチの浅場からスタートする。
ミヨシの私からの順番に投入していくと、リールのカウンターが210メートルを表示したところで着底。反応がよければここで竿先がガタガタとたたかれるものだが、肩透かしを食らったように竿先は静かなまま。
底から1〜2メートル切った位置をキープしながら待つこと数分、待望のアタリが到来する。そしてそのアタリはトモ側に伝染するように全員の竿に。
私はアタリがあった場所から仕掛けが外れないようにオモリを底に着け、船の流れに合わせて少しずつリールから道糸を送り出していく。
やがて「前から上げてください」の合図。CX10SPの巻き上げスイッチを入れるとディープインパクトが海面に突き刺さらんばかりの弧を描く。
ヨリトリリングが見えてくると……おぉ、いるいる。いくつものシルバーピンクの魚影が海面下に揺れ動く。
1流し目は0.8〜1キロの良型主体に1.2キロオーバーも交えて12枚。仲間たちも5〜8枚と出だしはまずまず。
2流し目は着底と同時にアタリがあり13枚をゲット。伊豆沖の深海釣り初挑戦の小林氏も、「天気が心配だったけど来てよかったぁ」とウハウハでキンメを取り込んでいる。
ところが3流しを終えたところで反応は薄くなり4流し目にはアタリが途絶えてしまった。
Page1 良型主体で出だしはまずまず
Page2 後半はアコウ狙いに
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