Check
本誌APC(神奈川)◎平林 潔
掲載号: 2010年4月1日号
いつまでたってもゴーサインが出ない…
目下の走水は中小アジの数釣りが楽しめる
後半はアタリが止まらなくなった
走水沖のアジというと、どうしても大アジをイメージしてしまうが、中小交じりの数釣りもそれはそれで楽しい。それに中小アジは食べるとなるとうまい。
天候不安定な3月2日の昼に加藤記者と走水港の高司丸で待ち合わせた。当日も午前中は強風で海は荒れ、なんとか午後乗合ならという模様だった。
1時出船の午後乗合は、僕らを含めて8名で出船した。風は少し吹いているが、どうってことはない。雨もなんとか上がったようだ。
大潮なので、走水港の真沖は潮がフッ飛んでおり攻められたものじゃない。とくに春の潮は速い。大アジを狙うには、やはり小潮回りに釣行するしかない。
それはそれとして、潮が速い日には伊勢町から大津にかけての水深30〜50メートル前後で中小交じりの数釣りが楽しめるのも、この釣り場の魅力だ。
前日の午後船は18〜23センチが45〜82尾という爆釣状態。こりゃあ今日もいけそうだと期待は高まる。
ところがどっこい、事は簡単じゃない。伊勢町沖のポイントは走水港を出て10分程度で着くのだが、グルグル旋回したりまた走ったりで、なかなかスタートの合図が出ない。これといった反応がないようだ。
これは船長の性格も多分に影響している。「これならいける」というポイントでないと、絶対にGOサインを出さない。
近くで竿を出している僚船を指をくわえて眺めながら遊覧船に乗っているような、長い長い時間が続いた。うーん……。
2時近くになって船長は大きく船を移動させ、大津沖の水深30メートルでスタートの合図を出した。
Page1 いつまでたってもゴーサインが出ない…
Page2 逆転大ホームラン!
※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。