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本誌編集部◎加藤 智晴
掲載号: 2010年6月1日号
入れ乗りの流しが1時間続く
微妙な乗りに合わせていく。これもマルイカ釣りの面白さ
浅場になれば手返しの速い直結が有利になるはず
さて、乗りのほうは順調で、1時間ほど流しっぱなしの状態が続く。多点掛けこそ少ないものの、投入すれば確実にイカの触りがあるといった状況。ただ、釣れるマルイカは全長20センチ前後の小型が主体。こうなると7センチのウキスッテを使ったブランコ仕掛けでは少々厳しいのかもしれない。
皆さんそのあたりは織り込み済みなのか、当日はマルイカ初挑戦という人を何人か含み、全員が直結もしくは直ブラ仕掛け。
微妙な乗りを取って掛けていくことは初めてだと難しいとも思うのだが、これだけ反応がよければ関係ないようだ。直結初挑戦の村上記者も福田さんに教わりながら嬉々としてマルイカを乗せている。
乗りが一段落したところで福田さんに何杯釣ったか聞いてみると、20杯に達していないという。見ている分には皆さんもう30〜40杯は釣っているのではという感じだったが、思いのほか数がのびないのはやはり水深の深さによるものか。
その後は乗りっぱなしということはなくなり、頻繁な移動を重ねていくが、それでも投入のたびにポツポツと拾える状況は続く。が、こうなると腕の差が出るのか、経験の浅い人はやや苦戦気味となる。
自分も10時ごろから道具を出してみたが、12時半の沖揚がりまでにムギ1杯を含め5杯を手にするのがやっとであった。
釣果はトップで40杯、スソは7杯という人もいたが、平均すれば15〜20杯といったところ。
取材日の時点では今後の見通しは不透明な部分もあったのだが、連休が明けて校了直前の5月10日、うれしい情報が入ってきた。なんと勝山〜保田沖の15〜30メートルダチに釣り場が移ってトップ1束超の釣果も出たとか。本誌発売後には間違いなく最盛期となっているだろう。
[萬栄丸]岩崎 直一船長
Page1 1投目が最大のチャンス
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