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本誌編集部◉尾川 泰将
掲載号: 2012年4月1日号
東伊豆ならではのサービス
30センチ級がそろう日もある
日の出に合わせて竿入れ。集 合時刻も変わるので要確認
2月28日の集合時刻は、早朝4時30分。船ベリには今日乗船する6名分の竿掛けと、10本程度のハリを並べられるマグネット板がセッティング済みだ。
釣り人の荷物を減らしてくれる東伊豆ならではのこうしたサービスは、常々感心させられる。さらに水弘丸のライトキンメは計10名が定員。片舷5名ずつのゆったり感がうれしい。
釣り座は船長が決め、私は左舷ミヨシの指示。
「仕掛けはエサを付けてマグネット板にセットしておいて。釣り場はすぐそこ、航行中にグチャグチャになることはないよ」
水野船長が言うように、ライトキンメの釣り場は網代港の沖合5キロに浮かぶ初島周り。ナギの日は15分足らずで着いてしまう近さだ。
この日は5時過ぎに港を離れたが、強い北東風が当たっていたので、ゆっくりと30分をかけて航行。おかげでマグネット板に並べたハリ(8本バリを使用)は整然と並んでいた。
投入合図は夜明けとともにコールされる。まずは水深210メートルで釣り開始、仕掛けが足元に絡んでいないかチェックしてオモリを放り込んだ。
タックルは1.8メートルのビシ竿に、使い古した電動リール(往年のリョービ700番)。道糸は320〜340メートルほどぎっちり巻いてある……はずだ。同様に記憶が定かでない人も多いと思うが、その場合は道糸を上巻きして、スプールいっぱいまで巻き込んでおくといい。
おぼろげな記憶は当たっていたようで、余裕で道糸を残してオモリ着底。底ダチを取り直して糸フケを取り、底から5メートル巻き上げてアタリを待つ。
Page1 東伊豆ならではのサービス
Page2 食い渋りでもこの釣果
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