すぐに隣の澤田さんも同級の本命をゲット。この後も船中で次つぎとヒラメが取り込まれました。中には2キロを超える良型も交じり、船上のムードは熱くなるばかり。村上記者もカメラを抱えて船中を駆け回っています。
　船長はまめに潮回りをして、細かく船を流してくれます。それだけに1回の流しに費やす時間はそれほど長くありません。
　人によってはせわしないと感じるかもしれませんが、テンポのよい流し変えは取り回しのよいライトタックルにマッチしており、底ダチを取り直すたびにアタリが出るのではないかとドキドキしながら釣りが楽しめます。
　もちろん魚を掛けてからのヤリトリも楽しさ満点。巻き上げの途中でヒラメが走り出し、道糸が出ていくときは思わず心臓が飛び出すんじゃないかと思ったほどです。
　途中、潮の流れが止まってアタリが減った時間もありましたが、船長の積極的な流し変えのかいあって、終盤は再びアタリが多くなりました。
　沖揚がりは12時。終わってみれば船中釣果は1人3〜7枚の爆釣。しかもソゲ級は少なく、3分の2が1キロ以上。澤田氏がキャッチした3.8キロを筆頭に2〜3キロ級も数枚上がり、まさに数と型を両立した結果となりました。
　いやあ、楽しい一日だった。飯岡沖のライトヒラメ、おすすめです。

［第一進丸］伊藤 隆徳船長