9月12日に訪れたのは九十九里飯岡港の第一進丸（しんまる）。禁漁期間の4月と5月以外はヒラメ専門で出船しているこだわりの船宿です。
　船長は伊藤隆徳さん。釣り好きが高じて船長になったというだけあってヒラメ釣りに対する情熱は人一倍。同時にどうすれば訪れてくれた釣り人に最大限に釣りを楽しんでもらえるかと常に考えているそうで、ライトヒラメの導入にも積極的でした。
　当日はヤマリアの澤田正氏、村上記者、私の3名を含む計6名の釣り人が集まりました。
　私と澤田さんはオモリ40号をセットしたライトタックル。一方、村上記者と他の釣り人はオモリ60号のノーマルタックルで狙うようです。
　出船は4時半。ややウネリのある海を30分ほど走って到着したのは水深35メートル前後の魚礁周りでした。
　期待を込めて仕掛けを投入すると、すぐに私の竿先にコツッとかすかな違和感が訪れました。竿先に意識を集中してしばらく待っていましたが、そのあとは音沙汰なし。
　もうダメかな？
　と、あきらめかけたそのとき、再びシグナルがきました。
　「コツコツ！」から「ガツガツ！」に変わった直後、竿先が海面に引き込まれました。
　ゆっくりと持ち上げるように合わせるとヒラメらしき重量感。してやったり！
　
　上がってきたのは1キロに満たないかわいいヒラメでしたが、うれしさがこみ上げてきます。