Check
本誌編集部◎尾川泰将
掲載号: 2009年11月1日号
アマダイ釣りが今年も開幕
とびきり艶やかな色彩、愛くるしい眼、そして名前のとおりほんのり甘いうま味にホレ込んではや10余年。大好きなアマダイ釣りが今年も開幕した。
9月28日、食いしん坊でおなじみの金井さんを連れて出かけたのは三浦半島久比里の山天丸。例年よりも半月ほど早い9月中旬から乗合船を開始したが、
「出だしからスゴい釣れっぷり。たまらず来ちゃったよ」
当日同船したベテランの坪井さんが目を丸くするとおり、船中20尾前後を軸に、最高は50尾もの好日も飛び出している。
臼井雄二船長に聞くとポイントは毘沙門沖、水深はアマダイ釣りでスタンダードな60〜80メートル付近という。しかも最近有効な釣り方は小づき釣り。解説編に記したように、オモリがズボッとのめり込む泥地で効果があるそうだ。
小づき釣りを追いかけて4〜5年を経た私のこと、そりゃもうウキウキしながら定刻の8時出船を迎えた。
海上はこれ以上ないナギ。滑るように剣崎を回り込み、前方に城ケ島が見えてくると船足がスローになる。ていねいにオキアミを付けて準備万端だ。
仕掛けは金井さんが普通の2メートル2本バリ、私はここ2年ほど試している2叉式のショートハリス仕掛け。これは普通のアマダイ仕掛けの「元ス」をカットし、テンビンに直結すればでき上がる簡単な構成だ。
釣り座は2人並んで右舷胴の間、同じように小づいてその差を確かめてみよう。
Page1 アマダイ釣りが今年も開幕
Page2 トップ2名は短ハリス
※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。