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[マダイ]
外房大原港出船…大原〜岩和田沖 富士丸

お昼前に入れ食いモード 初挑戦でも2ケタ達成!

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本誌編集部◎内山高典
掲載号: 2009年9月15日号

エビタイの魅力

 


秋の大原は小~中ダイがメインながら数が出るのが魅力
当日は大原~岩和田沖の水深10~25メートルを狙った


 「トップで20枚超えはコンスタント」と聞いて、真っ先にマダイの釣果と思う人は少ないだろう。しかし、これから秋に向けての外房大原ではそれが例年のことで、今年は一足早く7月下旬ごろから模様が急上昇。エビタイファンはもちろん、マダイとのヤリトリを存分に味わいたい人にはたまらない季節がやってきたのだ。
 大原港の富士丸を訪れたのは8月12日のこと。まだ暗い港に私を含め9名が集まり4時過ぎに出船。航程30分ほどで岩和田沖20メートルダチに到着するとパラシュートアンカーが投入され、ほどなく合図が出た。
 船中を見て回ると皆さん仕掛けは一つテンヤのようで、軽い人は2号、重い人でも5号のテンヤを使っている。タックルはスピニングとベイトタックルがほぼ半々。
 波が少しあるが釣りづらいほどではなく、右胴の間で竿を出すと3号のテンヤで底ダチがすぐに取れる。坂下隆一船長に聞くと潮がほどよく動いているとのこと。
 最初に掛けたのは左ミヨシ2番のお客さん。細身の専用竿が大きな弧を描き、時折ドラグから道糸が引き出されている。慎重にヤリトリして上がってきたのは1キロ級のマダイ。話を聞くとこの日がエビタイ初挑戦で、
 「想像していた以上に引きが強く感じますね」と驚いている。
 その後は500〜700グラムほどのマダイがポツポツと上がる展開がしばらく続き、左トモではお父さんと一緒にきていた子供が600グラム級の本命を抜き上げて大はしゃぎしている。
 力が弱い子供でも手軽にマダイ釣りが楽しめるのも、道具立てがシンプルなエビタイならではの魅力だろう。


 

 


 

 

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