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[ヒラメ]
外房御宿岩和田港出船…御宿沖 明広丸

10メートルを切る超浅場で 5.3 キロ筆頭に良型連発!

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本誌編集部◎内山 高典
掲載号: 2011年2月15日号

イワシの反応がびっしり

 


鎌野さんが釣り上げた3.6キロ
超浅場で食わせたヒラメは船ベリまで寄せても激しく抵抗した


 冬将軍が日本海側で大雪を降らせていた1月12日、その一方で晴天ベタナギに恵まれた外房御宿沖でヒラメ釣りを楽しんできた。
 御宿岩和田港の明広丸はヒラメを得意とする船宿で、ファンには水深10メートルを切る超浅場を狙うことで知られている。
 当日は6名が集まり、同行の斉藤記者と私は左胴の間に入れていただき定刻5時半に出船。10分ほどで釣り場に着くと、まだ暗い中ですぐに合図が出た。
 水深20メートルと特別浅いポイントではなかったが、海面で小魚が飛び跳ねているのが見えた。後藤明広船長によると魚探にイワシの反応がびっしり出ているとのことで期待が高まる。
 周りには6隻ほどのヒラメ船が集まっていて早くも本命を取り込む姿が見えた。しかし、本船は期待に反して船中でアタリがない状況が続く。
 小移動した10メートルダチで斉藤記者が船中1号を食わせたのが7時半のこと。食い込んだ直後に派手な突っ込みを見せたというヒラメは2キロ級とまずまずのサイズ。
 これに続いて右トモで1キロ級が上がり、操舵室の横で竿を出していた後藤船長が1キロと1.5キロを連チャンで取り込み、にわかに船上が活気づく。
 しかしその後は潮が流れなくなったためかアタリが遠のき、そのまま状況が好転することなく11時半に沖揚がりとなる。
 この日は空を見回すとどこかしらにトリヤマが立っていた。イワシの群れが御宿沖一帯に回遊していたはずで、ヒラメの活性は高いと思われたが、あまりのエサの多さに飽食したのだろうか……。「好調の谷間」はよくあることだが、パッとしない結果のままで終わるわけにはいかないと再び明広丸にお邪魔したのが1月14日のこと。
 私を含め10名が集まり出船。2日前と同じ20メートルダチに着いたようだが周囲にほかの船は見あたらず、イワシの反応も前回ほどではない様子。
 同船では潮の動きがいいときはスパンカーを立てる通常の流しで狙うことが多いそうだが、この日は潮がそれほど動いていないようで、舷側に風を受けて船を流す横流しでスタート。朝イチの食いに期待したが、船中アタリがなく時間が過ぎていく。


 

 


 

 

Page1 イワシの反応がびっしり
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